肌を老化から守る成分と、積極的に攻めてターンオーバーを高めたり、コラーゲンを増やす成分があります。
それぞれどれかひとつをとり入れることで、より進んだアンチエイジングのお手入れが可能になります。
このページの目次
守りのスキンケアとして有効な成分はコレ!
ビタミンC誘導体
皮膚への吸収を高めたビタミンC。コラーゲン合成には不可欠。
美白作用もあります。皮脂分泌をコントロールするため、毛穴対策としてよく使われます。
リン酸型ビタミンCのほかに、リン酸パルミチミン酸型ビタミンCがあり、APPSと呼ばれています。
これは水性と油性の両方の性質を持ち、リン酸型よりも浸透がよいため話題になっています。
ビタミンC効果を10倍高める活用テクニックとすすめビタミンCコスメ
浸透性の高いビタミンCローションを使って美白を兼ねて、シミ・くすみを薄くするパックの仕方おすすめのビタミンCローションをを紹介します。ビタミンCには、紫外線による活性酸素を消去し、メラニンを作る酵素「チロシナーゼ」の働きを抑える作用があります。表皮にメラニンが蓄積した浅いシミ・くすみはローションパックというスキンケアで改善できます。
ビタミンC誘導体は他の美白成分に比べてゆっくり浸透します。5~10分のローションパックで連続的に肌へ送り届けることができ、効果を最大に引き出せます。つっぱり感や乾燥を感じる場合は、精製水で薄めます。もしも刺激を感じたり、赤みが出たりしたら、そのローションでのパックは中止します。
ローションパック作りの手順
- キッチンペーパーを半分に折り、折り目側に鼻と口の切り込みを入れて即席のマスクシートを作ります。
- シートを小さく折りたたみ、ひたひたになるくらいの量のビタミンCローションを含ませます。
- 5~10分間を目安にパックします。
美容クリニックがおすすめするのは、モデルが使用する医療用の不織布「ハイゼガーゼ」。適度な薄さで熱い買いやすく、コストパフォーマンスも高く、アマゾンでも買えます。市販のフェイスパックでもいいです。
そそて、シートがひたひたの状態のうちにやめるのがポイント。時間が長いと肌が乾燥してしまうので注意しましょう。
ビタミンCコスメの活用テクニック
ビタミンCは種類により効くスピードが異なることもあります。複数のタイプを組み合わせて時間差で効かせる効果的。
1)高濃度だと刺激を感じることもあります。APPSは0.1~1%、APM、APS、グルコシドは2~5%、VC.IPは3~10%が目安。高濃度な化粧品にこだわらなくてもOKです。
2)ビタミンCをリッチに使い続けると肌がなまけてしまい、効果実感が薄くなることがあります。3ヶ月使い、1ヶ月休むペースがベストのようです。
3)誘導体の種類によって浸透スピードが異なるため数種類の誘導体を使い、時間差で効かせ続けるのがおすすめ。
ローションパックに適しているのは、水溶性のビタミンC誘導体と、水にも油にもなじみがいいAPPS.これらを配合した化粧水がおすすめです。
若返りおすすめのビタミンCローション
ドクターシーラボVC100
APPSのほか、EGF、フラーレン、19種類のアミノ酸、3種のフルーツ酸を配合。ビタミンC高濃度200%でキメふっくらを実感できる。一度使えば好きになるほど使用感もバッチリ!
浸透型ビタミンC化粧品はコストも高いのですが、コストパフォーマンスもいいので、ビタミンCとたっぷり使いたい方におすすめです。
毛穴が気になる方にぜひ使って欲しい。
グラングレース ローション
APPS(高浸透型ビタミンC)+セラミド&ヒアルロン酸を配合。年齢肌の原因に働くペプチドで、あの頃のハリと弾力を取り戻す。ドクターズコスメとしてメディアでも話題に。
老けて見られる原因は肌の乾燥によるくすみかも知れません。
明るい透明感の肌つくりに欠かせない浸透型ビタミンCローション。
乾燥肌が気になる40代以上の女性におすすめ
エンリッチローション
APPS(高浸透型ビタミンC)+EGFペプチドや5種類のヒアルロン酸など配合。ビタミンCを2剤式にして、APPSをいちばんいい状態にして肌の奥に浸透。毛穴の開きも改善。
ナリス化粧品お大ヒット商品だけあってメディアでもよく紹介されています。
肌のハリを取り戻す水溶性ビタミンCと潤いを取り戻してキープする2つのビタミンCローション。
お値段は少し高くなりますが、トラブルのない肌つくりを希望の女性におすすめです。
SiBODY VCシリーズ
大人ニキビで悩む女性にビタミンC誘導体で、肌に潜むニキビの原因や届き、健康的な肌質にレベルアップ!敏感肌や乾燥肌の人にも安心して使える薬用成分を配合しており、日本人の肌に負担がかかんる成分を排除しています。
いつまでたってもニキビ肌が改善したい、季節によってニキビが目立ってくる。
毛穴の洗浄をして、過剰な皮脂成分を抑制するので、アクネ菌対策にもVCローションは活躍してくれます。
大人ニキビで悩んでいる人におすすめです。
ナイアシン(ビタミンB3)
コラーゲンの合成を高めるため、肌にハリを出す。ニキビ肌にも有効です。
刺激が少ないので、肌が弱いけれど年齢化粧品を試してみたいという人にも向いています。
ポリフェノール、甘草エキス、オウゴンエキスなど
紫外線や活性酸素など外的から守る役割。植物エキスが多く用いられる。
攻めのスキンケアとして有効な成分
レチノール
ビタミンAの一種で、体内にもあるもの。
真皮のコラーゲンを増やす作用があるため、シワ対策によく使われる。
ただし、やや刺激が強いので、顔中に使うと粉をふくことがあります。目もとに限定するのが賢い使い方。
AHA
代表的なピーリング剤。グリコール酸、乳酸、フルーツ酸などがこれにあたる。石けん、パック、ふきとり化粧水、美容液など、いろいろなものに配合されていますが、もっとも手軽なのは石けんタイプ。
ふきとりタイプはやや刺激が強いです。
週に1~2度の使用から開始し、慣れてきたら回数を増やすとよいでしょう。
BHA
サリチル酸のこと。刺激が少なく。
ニキビ、ニキビ痕、シミ、小ジワに非常に有効性が高いけど、日本では化粧品には0,2%までしか配合できないので、自宅でBHAピーリングをおこなうことは難しいです。皮膚科などで受けることは可能です。