女性は20代後半から30代になってくると急激にホルモンのバランスが崩れることにより、お肌に悪影響を及ぼします。特に血行不良による肌の老化が急激に進むためにシミになりやすくなります。こうした肌老化を防ぐための毎日のスキンケアやお手入れについて紹介しておきます。
このページの目次
血行を良くし若々しい肌へ
血行不良で悩んでいる女性は以外と多いのですよ。
冷え症なんかも影響しているのではないでしょうか。
お肌にも影響がでるので、悩みどころ。
お肌をすこやかに育むためには、酸素や栄養が必要です。
お肌の細胞にとどけているのは、血管の中を流れる血液です。
毛細血管は極めて重要な役割をしています。
ひとつは、肌の細胞のすみずみまで酸素と栄養を贈ること。
もうひとつは、不要になった二酸化炭素と老廃物を回収することです。この代謝がスムーズに行われることで、健康なお肌が維持されるのです。
ですが、加齢とともに血行は悪くなり、お肌の細胞に酸素や栄養が行き届きにくくなるうえ、老廃物がたまってしまいます。
結果、肌老化が進み、くすみや乾燥が起こるのです。
加齢で血行が悪くなると肌の衰えが促進
老化と共に血管が硬くもろくなり、血行が悪くなります。
血管が弾力を失うのです。
加齢で筋力が減ると血行不良になります。
血行が悪くなると、肌老化が進むといいましたが、ターンオーバーが阻害され、コラーゲンがつくられる量も減り、肌老化が加速されます。
運動不足、喫煙、不規則な生活、冷えなども血行不良の原因と言われています。
これらに気をつけて、肌年齢をアップさせるスキンケアをこころがけたいものです。
30代過ぎて手遅れにならないためのシミを消す方法Q&A
紫外線やストレスによる肌老化が進むのにはシミです。シミができるときは、皮膚表面が痒くなります。しばらくするとシミとして目立ってきます。シミは30代ころから目立つようになってきます。ではシミを消したり隠すお手入れ方法はあるのか?シミに効果的な美白化粧品は必要か?などなど気になるシミの疑問にお答えします。
シミができやすい体質は?
A:シミのできやすさは、ある程度遺伝的体質が関与します。
色白の人は、紫外線に弱く、日焼けによるシミができやすいです。
色黒の人は、紫外線には強いですが、炎症性色素沈着を起こしやすいのです。
「色白」「色黒」は遺伝的なものです。
できてしまったシミを集中ケアするスポット美容液を顔全体に使ったら効果は高くなる?
A:スポット美容液は、値段が高い分、美白成分の濃度も高め。
でも顔全体に使うことは刺激になります。
顔全体に使える美白美容液を年間を通じて使うほうがいいでしょう。
※浸透性の高いビタミンC誘導体配合の化粧水を使ったローションパックがおすすめです。美白効果も高く、表皮に原因があるシミやくすみはローションパックで薄くなると方法はこちら
ビタミンCを多く含む食品をとるとシミが消える?
A:口からビタミンCをとっても、シミを薄くすることは期待できません。ただし、ビタミンCは日焼けによるシミを予防する効果があります。
ビタミンCには抗酸化力があるため、紫外線によって発生した活性酸素を除去し、皮膚を守る働きがあります。
海や山など、紫外線の多い場所にいく2週間前からビタミンCをたくさんとると、シミ予防に効果が期待できます。
また、体内への吸収率は、サプリメントよりも、お茶や野菜など天然の食材からとったビタミンCのほうが高くなります。
シミを消す漢方薬って?
A:血行が悪く冷え症で、顔にシミ、くすみ、くまなどが現れやすい体質を、「?血体質」といいます。
これを改善する薬を「駆?血剤」といいます。
これを用いて体質改善を行うと、シミも薄くなることがあります。
なかでも、「桂枝茯苓丸」は、肝斑に有効。
「当帰芍薬散」「加味逍遥散」などもあり、体質に合わせて用いられます。
老人性色素斑は、漢方薬や飲み薬で薄くなることはありません。
シミ予防にファンデーションもUV用がいい?
A:SPF値の高いUV用ファンデーションは、紫外線吸収剤を含む物が多く、毎日使うと肌の負担に。
パウダーファンデ―ションは、紫外線をはね返す効果があります。
つまり、毎日のUV対策には、敏感肌用パウダーファンデーションを使い、レジャーのときだけSPFの高い物を使うのが、肌に負担をかけない賢いUV対策。
蛍光灯にも紫外線が含まれているの?
A:蛍光灯は、蛍光管内の水銀で発生させた紫外線を蛍光物質が吸収して、目に見える光に変えるしくみになっています。
蛍光管は紫外線をあまり透過しないガラスに包まれていますから、蛍光灯から外に出てくる紫外線の量は太陽光に比べたらごくわずかです。
電球から出る紫外線はさらに少ないので、照明による日焼けまでは考えなくても大丈夫。
ちなみにLED照明は紫外線を出しません。